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08 20
2009

映画

人生に乾杯!

…という、他の映画のタイトルとこんがらがってしまいそうな邦題、
なんとかならなかったものかなぁ。

konyec

公式サイト

舞台はハンガリー。
81歳と70歳の老夫婦が、年金だけでは生きていけない世の中にブチ切れ、
連続強盗を働く話。
とあれば、ジジババ映画ファンとしては、見逃すわけにはまいりませぬ。

じいさまがブチ切れたきっかけは、ばあさまが借金のカタに差し出した、ダイヤのイヤリング。
それは、ふたりの出会いにかかわる思い出の品。そして、「これはわたしの最後の誇りよ」と
ばあさまが言っていたもの。
その「最後の誇り」を取り戻すため、じいさまは郵便局へ強盗に。アイテムは2つ。
車オタクも目をむく1950年代の旧ソ連製大型高級車チャイカ。そして古いピストル。
それらは共産主義の時代、じいさまがソ連から来た共産党のエライ人の運転手として働いた後、置き土産としてもらい、だいじにだいじにとっておいたもの。

というわけで、一見ほのぼの犯罪映画(?)みたいだけど、けっこう歴史的政治的社会的背景の色濃い映画でもある。
じいさまがかっ飛ばすチャイカ、これぞ、ソ連の強い影響下にあった時代の象徴。そしてそもそも二人の出会いは、(よくわかんなかったけどたぶん)ハンガリー動乱後の反乱派摘発のさなか。ひとり天井裏に隠れ、じいさま(そのときは若者)に「見逃して」とダイヤのイヤリングをさしだしたばあさま(そのときはムスメ)は、そんなものを持ってるぐらいだからたぶん金持ちのお嬢。そして、もしかしたら、一家の唯一の生き残りだったのかもしれない。
そんな時代を生きてきた人々が、今やつましい暮しさえ維持できないという屈辱を耐えなければならないとは何たることか。というわけで、連続強盗指名手配夫婦に人々はいつしかアツイ声援を送りはじめるのであった。
そしてしまいには人質になった女性警官までもが……おっとこれ以上はネタばれ。

小ネタでクスリと笑い、夫婦愛にほのぼのし、超スローペースなサスペンスにちょっとだけハラハラ、そして普段なじみのない国のたどってきた歴史に思いをはせる。なかなかおいしい映画でありました。
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